ドイツを代表する高級ファニチャーブランド「ROLF BENZ(ロルフベンツ)」。2024年5月16日、ロルフベンツ東京にて創業60周年アニバーサリーモデル 「SINA(シナ)」の日本初公開に伴い、内覧会とデザイナー「Beck Design」によるトークショーが行われました。
住む人の好みやライフスタイルに寄り添ったソファを
世界初のコーナーソファを世に送り出したことで知られる「ロルフベンツ」は1964年の創業から60周年を迎えます。これを記念し、ソファを「客間・応接」から、人が集まり、会話を楽しむ「リビングの核」に捉えなおすという画期的な発想から生まれたコーナーソファ「Addiform(アディフォルム)」の現代的復刻版ともいえる「SINA」を発表しました。
創業60周年を記念して作られた「SINA」は、ソファの役割を「客間・応接」から、人が集まり会話を楽しむ「リビングの核」へ昇華させたコーナーソファ「Addiform」の現代的復刻版ともいえるを発表しました。アラビア語で「美」を意味する「SINA」は、ドイツのクラフツマンシップを随所に感じる精巧なディテールと時代を超越したタイムレスなデザインで、確かな品質と本質を見極めた色褪せない普遍的な美しさを兼ね備えています。
「SINA」の最大の魅力は、好きなパーツを組み合わせ、空間の自由度を高めるモジュール性。パーツは27種類を取り揃え、ベースのフレームおよびクッションの張地は、ファブリック約200種・レザー約80種と豊富なバリエーションから選べます。さらに座面の奥行きや高さ、背クッションの仕様、脚部の色などに至るまで、さまざまなオプションがあり、住む人の好みやライフスタイルに寄り添った理想のソファを実現しています。
職人気質のプロダクトデザイナー
南ドイツにデザインスタジオを構えるベック夫妻。広大で自然豊かなアトリエで家具のデザインを行っております。最新の技術であるインターネットの技術や3Dモデリングに頼るだけでなく、ミニチュアを作るなどこだわりが非常に強く、お二人とも職人気質であることが伺えます。
東京には2回目の来日。東京・表参道についてのイメージを伺うと、「日本人は本当に良いものを見極めるセンスがあると思っているので非常にポテンシャルがあると感じています」とのことで、こだわりや心の豊かさを軸にプロダクトデザインを行う職人肌は私生活にも滲み出ており、パンやキムチは自分で手作りしているそう。自分たちが常に心地の良いものを求め続けている様子が伺えました。
また東京は非常にバリエーションに富んでいることに驚きを持っているようで「高層ビルがあると思ったら小さく趣のある居酒屋が立ち並んでいる。非常に矛盾しています。やきとり、うどん、ラーメン、寿司、しゃぶしゃぶ、天ぷら、色々なものを食べたけどバリエーションでおなかいっぱいです(笑)」とコメントしておりました。
家の中でベッドの次に多くの時間を過ごすソファ。ベック夫妻のこだわりが詰まったソファをぜひ体験してみてください。
▪️Beck Design ノルベルト・ベック、シリヤ・ベック
1988年から南ドイツにデザインスタジオを構える家具及びプロダクトデザイナー。 上品且つタイムレスなデザインと実用的な機能の融合を強みとする。1997年以降、 ロルフベンツとも多数のコラボレーションを手掛け、50周年記念モデル「ROLF BENZ 50」をはじめ、人気モデル「KUMO」「MERA」など、長く愛されるプロダクトを数多く生み出している。
▪️ROLF BENZ
1964年に南ドイツ、ナーゴルト市でロルフ・ベンツ氏により設立。世界で初めてコーナーソファを発表したことで注目を集め、その後もその時代のライフスタイルに沿ったタイムレスなデザインと、最高の快適性を兼ね備えた「Made in Germany」の最高品質の家具を提供するドイツを代表する高級家具ブランド。
ロルフベンツ東京:https://www.rolf-benz-tokyo.jp/