
3月15日、私は「URAHARA Fes. 2025 -STREET ENERGY-」というイベントに足を運んできました。
このイベントは原宿のウラハラキャットストリートで開催され、ストリートアートやファッション、そして地域文化が一堂に会する、まさに“ストリートカルチャーの祭典”。
世界中から観光客が集まり、アーティストたちの作品を楽しんだり、個性的なアイテムを探したりすることができる、非常にユニークで活気に満ちたイベントです。
私は中学の頃からこのあたりは、よく歩いている場所。
前編ではアートフリーマーケットの様子とそこで起きたハプニングの様子をお届けします。
フリーマーケットで出会った驚きのアート!

会場となっているウラハラに到着すると、まず目に入ったのは色とりどりのフリーマーケットブース。
そこには、アーティストたちが自ら作ったアイテムが並んでおり、どこを見ても個性が光る商品がずらり。
その中で、ひときわ目を引いたのが、稲葉怜さんの「線維画」という手法を使ったアート作品でした。着物の糸を使って描かれる絵画で、この技法を用いる画家は日本で唯一の存在とのこと。
その作品は、色とりどりの糸が繊細に重なり合って描かれており、まるで布地のように見える部分もあれば、絵画のように表現されている部分もあり、その質感に驚かされました。
特に、細やかな糸の一本一本が力強さを感じさせるような作品で、ただの装飾品ではなく、強いメッセージ性を感じることができました。
ヒーローたちの登場!特撮Boyz

そんなアートの世界に浸っていると、突然周囲の空気が変わり、目の前に現れたのは、なんと戦隊ヒーローの格好をした一団!
驚きと共に、その正体は「特撮Boyz」というヒーローアイドルであることが判明しました。
実は、特撮ボーイズのメンバー達は、原宿神宮前商店会の会長である早川千秋さんと親しい関係にあるらしく、一緒にストリートアートの展示会場「ミルギャラリー セカンド」へ向かうことになりました。

TOKYOLOLLIPOP ダルマ

ミルギャラリー セカンドに到着すると、なんとカラフルでポップな「TOKYOLOLLIPOPダルマ」の展示が行われていました!
特に4cmサイズのダルマガチャが目を引き、実際にダルマを購入していった観光客の姿がありました。
「TOKYOLOLLIPOPダルマ」は、伝統的なダルマの形をベースにしながらも、現代的なポップアートの要素が加わり、まさに日本の文化とアートが見事に融合した作品です。
鮮やかな色合いやユニークなデザインが特徴で、その存在感は圧倒的でした。
特撮Boyzのメンバーたちも、それぞれのメンバーカラーに合わせたダルマを手に持って撮影を行いました!

予想外の楽しさと出会い
フリーマーケットは、訪れる人々や出展者たちとの交流がとても印象深く感じました。
普段、街中で触れることのないようなアートに触れることができ、また、偶然にも特撮ボーイズとの出会いがあり、その意味では非常に濃い1日でした。
イベントのクオリティも高く、アートを愛する人々が集い、ファッションやカルチャーに敏感な人々が互いに交流している姿は、まさに原宿らしさそのものでした。
私にとっては、ただの展示会やアートイベント以上に、原宿という場所での特別な時間を感じることができた貴重な体験でした。
次回もまた、URAHARA Fes. にぜひ参加したいと思います。
予測できない出会いや驚きが詰まったこのイベント、これからも原宿の魅力を再発見できる場として、ますます楽しみです!
◾️特撮Boyz
歌とダンスで世界を救う《ヒーロー×アイドル》特撮Boyz(ボイズ)
◾️早川千秋
原宿神宮前商店会会長。
地域社会貢献活動と本業のファッション業界発展活動の橋渡しを日々行う。
現在は、原宿神宮前商店会会長、URAHARA PROJECT リーダー、FM『渋谷のラジオ』理事・ナビゲーター、(公社)渋谷法人会 理事、(一社)日本メンズファッション協会上席執行役員、ベストドレッサー賞実行委員長、原宿警察署評議員、他。本業は(株)ジム 及び(株)ハイパーハイパー専務取締役として活動。
◾️稲葉怜
画家。東京生まれ、東京育ち 。
学生時代、日本の「着物の糸」で描く独自の手法、「繊維画」で高い評価を受ける。美術大学を卒業後も個展やグループ展の企画、店内壁画の仕事やライブペイントなど幅広く活動を続けている