
神宮前6丁目にあるorganic life & eye style RiboNはアイサロンを併設するセレクトショップ。その店のオーナーは、株式会社 7&COLORSの鈴木七緒さん。鈴木さんはRiboNだけでなく、キャリア支援やクラフトビールなど、多岐に渡る事業を展開されています。
そんな鈴木さんのキャリアとお店についてインタビューしました!
命がけで仕事をすることの魅力から始めた起業
鈴木さんは、20代の頃、大手物流企業と飲料メーカーを経験し、海外出張など主に営業職で活躍していました。
そんな中、鈴木さんは会社を辞め、起業。現在のRiboNの開業に至ります。
安定した大手企業で、海外出張などキャリアを積んでいたのにも関わらず、鈴木さんはなぜ、起業をしたのでしょうか。
「物流企業で働いている時、すごくやりがいを感じていました。その一方で、20代がこのままで終わってよいのかという、漠然とした不安もありました。
さらに、海外出張を通して、会社の看板として働いていると強烈に感じました。
そんな経験から、もっと外に目を向けて、色々な人との出会いを大事にしようと思った20代半ば、経営者の方々などに出会い、衝撃を受けました。明らかに実力が違ってて、命がけで仕事をしている。そんな方々に魅力を感じ、自分もこうなりたいと思い、会社を立ち上げました」
大切な人をこれからも大切にしたい、10年後も自分の力で暮らしていきたい。そう思った鈴木さんは店舗を立ち上げ、今のRiboNへとつながったそうです。

“ご縁”から始まったお店、“ご縁”をつないでいくRiboN
鈴木さんの人とのつながりを大切にする想いから開業したRiboNは、一体どんなお店なんでしょうか?
会社の理念としては、日本に喜びとその豊かさがあふれていく社会を実現していくこと。その軸にあるのはやはり“人”だと思います。私は、心の豊かさを大切にしながら、20代・30代が夢をもって挑戦できる社会の実現を目標に、事業を展開してきました。
その中でもRiboNは、“身体の内も外もより美しく、より豊かに”というコンセプトのもと、顔の印象の8割を決めるとも言われている”目元”に特化したサロンを開いています。そして、内側も美しくあるためにオーガニックやSDGsに特化したセレクトショップも併設しています」
アイサロンと聞いた時、僕はどんな事をするのかよくわからなかったんですが、眉毛やまつ毛のデザインなどをするそうです。
眉毛は骨格に合わせてデザインし、自分では処理できない部分まで綺麗にしてくれたり、まつ毛のパーマやエクステをしてくれるそう。

『ここに来れば自分自身の外側も、内側も美しくなっていける』そんな思いでお店を立ち上げた鈴木さんは、そんな思いから様々なサービスと商品を取り揃えていました!
なかでも『表参道クラフト』には、鈴木さんの想いが詰まっています。
「ご縁を紡いで日本を元気にする」表参道クラフト
『ご縁を結び、日本を元気にする』がコンセプトの表参道クラフト。
実はこの表参道クラフト、鈴木さんが一から作られた、オリジナルブランドのクラフトビールなんです。
鈴木さんがこのビールを作られたことには、鈴木さんの考えが繋がるんだとか。
「ビールって、乾杯を思い浮かべるとわかるけど、人とのつながりを作りやすいし、そこから新たなコミュニケーションが始まるんですよね。私はビールを、そんな“きっかけ”になるツールだと思っていて。実は、私が起業する時にお世話になった社長さんとの出会いも、ビールがきっかけだったんです。そんなビールは、人との出会いやつながりを大切にする、私自身の価値観ともリンクしてるなって感じていました。もともと飲料業界で働いてたこともあり、ビールがすごく好きなので、もう自分でビールを作ってしまおうと(笑)。そんな思いから昨年より“表参道クラフト”を作り始めました」

鈴木さんのおすすめはIPAだとか。ほかの商品に比べてアルコール度数が高い分、味が濃くて美味しいらしい。僕はまだ19歳なので飲めないのですが、皆さんぜひご賞味あれ!
▼表参道クラフトオフィシャルサイトはこちら
鈴木さんの想う、これからの原宿、表参道
鈴木さんを今回取材するに至ったのは、地域のつながりを大切にしたいという想いから原宿表参道新聞にご連絡していただいたことがきっかけでした。そんな鈴木さんは、街と自分の会社のつながりを強めていきたいという思いがありました。

「私は、原宿・表参道エリアの歴史と独自の世界観のあるこのエリアが大好きです。このエリアは今もなお発展し続けている一方で、長きに渡り地域に根ざしているからこそ、盛り上げていく余地がまだまだあると感じています。例えば、美容サロンはコンビニよりも多いと言われていますが、それぞれが独立して街が成り立っていると感じるんです。
しかし、この原宿・表参道を作り上げてる方々は、その街の魅力や特性を活かしてお店を立ち上げてきたように思います。だからこそ、地域連携を進めることで、この街はさらに発展するのではないでしょうか。そして、その中心に私たちが居ることができればすごく嬉しいなと思います」
「いつか、自分たち主催で数万人規模のイベントを、代々木公園でやりたいと思っているんです。昨年は、表参道クラフトと近隣の店舗とコラボして、200人規模のイベントを開催しました。今はまだ小規模でやっているイベントを、いつかは大規模でやりたいです。」
「若い世代の中で、“作り手”が増えていくと良いなって思います。原宿・表参道エリアは、今もなお創られ、大事に育まれている歴史あるエリアです。そんなこの街が、日本の20代・30代の若いオーナーさんや起業家が繋がっていける場所になったらすごく素敵だなと思っています」

最後に…
僕は経営学部に通っていて、将来起業してみたいと思っているのですが、今回の取材で鈴木さんにお話を聞けてすごく良かったです。起業家には一貫した軸があって、意味と意義を持って本気で働いているんだと実感しました。自分のビジネスの傍ら、地域やそこにいる人々について考え、ソーシャルな場を盛り上げようとしている鈴木さんの姿勢も、すごく素敵だと感じました。20歳になったら表参道クラフト飲むぞ!!!
◾️鈴木七緒氏 略歴
大手物流企業と飲料メーカーで活躍後、2020年に株式会社7&COLORS設立。キャリア支援事業などの事業展開後、2022年にorganic life & eye style RiboNを開業。アイサロンやセレクトショップ、クラフトビール事業などを展開している。
▼organic life & eye style RiboN公式ページ
http://ribon.7colors-group.com/