表参道の地下1階を目指して 東京メトロ表参道駅 大河原駅務管区長

シェア・送る

1日に17万人以上が利用している表参道駅。東京メトロの3路線が乗り入れ、多くの人でにぎわっています。
でも、毎日のように使っているのに、駅についてそんなに考えてこなかったかも……。

今回はそんな表参道駅に注目し、駅長を務める大河原駅務管区長にインタビューしました!

営団から始まり、表参道駅へ

まず、大河原駅長の経歴についてお聞きしました!

「私は昭和鉄道高校の出身ですが、当時は鉄道に強い思い入れなどはなく、周りに鉄道業界へ進む人が多かったので、この会社を選びました。入社したのは昭和62年。当時は東京メトロではなく営団地下鉄だったので、入社とは言わずに、「入団」だったんですよ。

入団後は、丸ノ内線の東高円寺駅で駅員として勤務していました。長らく東高円寺駅で現場の経験をしたのち、渋谷駅で約4年間、監督者として勤務しました。

その後は現場から本社に異動し、幅広く様々な仕事を経験しました。中でも営業部では、より良いサービスを提供するための取り組みや、お客様や地域コミュニティをより活性化するための取り組みに携わっていました。

例えば、千代田線に小田急ロマンスカーを乗り入れるプロジェクトや副都心線の開業などに携わりましたね。

本社で19年間にわたり勤務したのち、再び現場に戻りました。飯田橋駅務管区長として2年間務めた後、2025年4月からこの表参道駅の駅務管区長になりました。なので、実は表参道駅で働き始めたのはつい最近のことです」

「人」と「現場」を大切に。駅務管区長のお仕事

少し珍しい経歴を持つ大河原駅務管区長。そもそも「駅務管区長」とは何なのでしょうか。

「東京メトロでは、沿線を12のブロックに分けて管理しています。このブロックを『駅務管区』と呼んでおり、それぞれに統括する駅務管区長がいます。私は、表参道駅の駅長であるとともに、表参道地域3駅、永田町地域3駅、明治神宮前地域5駅の合計11駅を統括する立場でもあります」

表参道の駅だけでなく、表参道駅務管区と呼ばれる広いエリアも統括している“凄腕”の大河原駅務管区長。

では、そんな大河原駅務管区長は普段どのようなお仕事をしているのでしょうか。

「主な仕事は、この表参道エリアで働く社員の人事と労務の統括ですが、私は自ら動き、行動するのが好きな性格なので、エリア内を見て回りお客様や社員がより快適に過ごせるように日々努めています。最近では、鉄道を中心に渋谷の街をより良くするために、渋谷駅に乗り入れる鉄道4社とバス会社、渋谷区などを交えた意見交換会を行いました。

日々の仕事において、表参道駅でともに働く職員の存在は非常に大きなモチベーションになっています。社員1人1人が仕事に打ち込み、成長していく姿を見るとやりがいを感じますし、やはりうれしいですよね」

「表参道の地下1階」を目指して

表参道駅の駅長として、これからの表参道にどのような想いがあるのか、最後にお聞きしました。

「再開発が進み、表参道や渋谷は目まぐるしく変わっています。それでも、地域・商店街での人とのつながりは変わらないと考えています。
その中で駅という存在は、“人を集めるのが仕事”だと考えています。そして、表参道駅は東京メトロの中でも数少ない、当社のみで構成されている巨大な駅です。現場を担う私たちが様々なサービスや取り組みを行い、“地下鉄の表参道”ではなく、“表参道の地下1階”として成り立つことができたらと思います」

普段何気なく利用していた表参道駅。駅長を務める大河原駅務管区長は人を想い、毎日の暮らしを支えてくださる素敵な方でした!

駅という場所がもっと身近に、もっと温かく感じられるようになった気がします。

メトポを使って、東京メトロに乗ろう!

取材の最後に、大河原駅務管区長がぜひ紹介してほしいと教えてくれたのが、メトポ。
メトポは、登録したPASMOで東京メトロ線に乗るとポイントが貯まるサービスで、入会費・年会費は無料。

貯まったポイントは、PASMOにチャージできたり、提携しているポイントへ交換ができます!

ぜひ、メトポを登録してみてはどうでしょうか!?メトポはこちらから:https://www.metpo.jp/

この記事をシェアする
シェア・送る