原宿の街が熱気に包まれた!「ウラハラフェス2025オータム」潜入レポート

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毎年楽しみにしているこのイベント、今年もやってきました! 「ウラハラフェス2025オータム」!!

今回は、姉妹メディアである「渋谷新聞編集長あみんちゅ」、そしてセンター街の「シブヤツムギ責任者トモジン」という、渋谷を深く愛する心強いメンバーと共に会場へ遊びに伺いました。

街全体がランウェイ!溢れるエネルギーと多様性

▲左から惣田紗莉渚さん、早川千秋さん、志村真里亜さん

会場となるキャットストリートは、多くの人で賑わいを見せていました。 このフェスは、原宿神宮前商店会会長の早川千秋さん(ウラハラプロジェクト)のアイデアが詰まった素晴らしいプロジェクト。今回も、魅力的なコンテンツが目白押しです。

今年の新たな試みとして、通訳の志村真里亜さんがキャスティングされていました。原宿や神宮前を歩く人の約半分は外国人観光客。英語でのご案内は非常に好評で、国際色豊かなこの街にぴったりでした。 MCは今年も、元SKE48の惣田紗莉渚さん。なんと主演舞台の稽古中にも関わらず駆けつけてくださったとのこと!そのプロ根性と華やかさで会場を盛り上げてくださいました。

この地で生まれ育った長谷部健 渋谷区長も駆けつけ、「かつては川だったこの場所が、今はこうして裏原宿として賑わっていることが嬉しい」と、地元への愛が溢れる温かいコメントをくださいました。

▲駆けつけた長谷部区長

アイドル、スポーツ、自然、伝統…圧巻のランウェイ!

今年のランウェイも、原宿らしいパワーが炸裂していました!

元気な開会宣言と未来のトップモデルたち

▲開会宣言をする きゃすみる(辻 加純)さん

まずは、LOVEteen with Olive modelsによるランウェイ。 きゃすみる(辻 加純)さんの元気いっぱいの開会宣言でランウェイがスタートしました! 実は私、以前渋谷できゃすみるちゃんにお会いして写真を撮っていただいたことがあるんです。今回、本人ともご挨拶ができて個人的にもとても嬉しい再会でした!

▲ランウェイの様子

続いて登場したのは、Olive kids models(オリーブキッズモデルズ)。 日頃のレッスンの成果なのでしょう、みんなとにかくウォーキングが上手で笑顔が弾けていました!。ここから世界に羽ばたくトップモデルが生まれるかもしれないと思うと未来にワクワク!

新たな風と感動のシーン

今回はスポーツ界からも参戦が!2025年6月に発足したばかりの女子ビーチバレーボールチーム、DYM WINDS(ディーワイエムウインズ)です。 ファッション性とエンタメ性を兼ね備えたプロスポーツチームとして、「強いチームを応援する」だけでなく「参加したくなるプロジェクト」として新たな価値を提供しています。

そして、会場中が温かい空気に包まれたのが、KIDS RUNWAY(キッズランウェイ)Produced by ISSUI MAEDAのステージ。 「子供達ひとりひとりが自分らしく輝きながら、未来に向かって前に歩き出せる体験を届けたい」という想いから生まれたこの企画。最後に子供たちが花を持って、お父さんやお母さんの所へ感謝を伝えに行くシーンは感動でした。

「東京山側」のランウェイでは、東京の自然豊かな側面を発信。アドベンチャートラベルを通じて日本の成長産業を創るというメッセージが込められていました。 伝統工芸と現代デザインが融合した「HIRUME」のランウェイでは、洗練された大人の美しさを披露。

▲ランウェイの様子

そしてフィナーレへ

そして、初めて行われたのが「フィナーレランウェイ」! 今回は参加者が過去最多だったため全員でのランウェイは断念したとのことですが、LOVEteen with Olive modelsさんとOlive kids modelsさんのコラボランウェイは圧巻。

魂が震える!中村橋吾さんの「創作歌舞伎」

▲歌舞伎役者・中村橋吾さんによる創作歌舞伎

ランウェイの興奮冷めやらぬ中、心を奪われたのが、歌舞伎役者・中村橋吾さんによる創作歌舞伎です。 社会問題に挑むその姿は、まさに圧巻の一言。

今回は「世響斯輝伎(よにひびけかくてるのわざ)」と「舞台交響曲」の2本を演じていただきました。

「良くないことを盃に入れて封じ込め、飲み干す!」という力強いパフォーマンスには、会場中が息を呑みました。 伝統芸能である「附け打ち(つけうち)」の音が響き渡り、ファッションとアートの街・原宿で、こうして歌舞伎の伝統に触れられることの意義深さを感じます。 コロナからの立ち上がりをテーマにした「ラジオ体操」も行われ、会場の一体感に胸が熱くなりました。

笑いあり、学びあり!名物・警察署長のお話

▲原宿警察署の竹内署長

そして、毎年参加させていただく中で楽しみにしているのが、原宿警察署の竹内署長のお話です。 原宿の街が大好きな署長のお話は、いつも最高に面白く、そして何よりためになります。

今回は「特殊詐欺」について、こっそり(笑)対策を教えてくれました。

なんと、オレオレ詐欺の被害は30件で1億4000万円超え。去年の倍以上だそうです……(驚愕)。 そのうち20件が、警察官を装って不安を煽る手口とのこと。

\ ここで見破りチャンス! /

  1. 「+(プラス)」で始まる国際電話からの着信!
  2. LINEに誘導される!

これが出たら「詐欺のチャンス(=見破るチャンス)」です! 私たちも正しい知識で身を守っていきましょう。

地域とつながる、未来へつなぐSDGs

会場には他にも魅力的なブースがたくさんありました。

▲ウラハラでフリマ!ブースの様子

今回特に印象に残ったのが、奥のスペースで開催されていた「渋谷ファッション&アート専門学校」の皆さんによるフリーマーケットです。

ここで販売されている服は、ただの古着ではありません。ホテル「all day place」との共同授業の一環として、ホテルに設置されたリサイクルボックスで回収されたものなのです。

学生さんにお話を伺うと、ホテルのリサイクルボックスには、なんと月に大きなゴミ箱3つ分もの服が集まるそうです! それらを学生さんたちがきれいに洗い、丁寧に整えて、こうして次の人の手に渡るように販売しています。

一緒に行動していた渋谷新聞の編集長あみんちゅは、自身も渋谷区SDGs協会の活動やこども食堂の運営に携わっているため、この取り組みに興味津々。 「服を大切にする循環がここで生まれているんですね」と、学生さんたちの説明に非常に熱心に耳を傾けていました。 若い世代が実践するSDGsの形に、私たち大人も大いに刺激を受けました。

▲渋谷ファッション&アート専門学校のフリーマーケットの様子

感動のランウェイ

▲スマイルウォーキング倶楽部によるランウェイの様子

最後に、私が一番心を揺さぶられた瞬間をお伝えさせてください。

それは、ハンディキャップを持つ子供たち(スマイルウォーキング倶楽部)によるランウェイです。

キラキラした笑顔で堂々と歩く子供たちの姿。 それを見守り、温かい拍手を送る観客の皆さん。 「教育」を軸に活動する私にとって、この光景は本当に胸が熱くなるものでした。夢中になれることを見つけた人はこうも強いのかと…!私が携わる学生たちにも「夢中になれるもの」をつなげるキッカケをつくってあげたいと思いました。

▲スマイルウォーキング倶楽部によるランウェイの様子

個性が輝き、誰もが主役になれる街、原宿。 この街の懐の深さと、未来への希望を強く感じた1日でした。

原宿、やっぱり素敵な街です。 来年のウラハラフェスも今から楽しみにしています!

ウラハラフェスオータム概要

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